フランス北部にある静かな芸術の街「アミアン」。
パリから電車で約1時間半のアミアンは、世界最大級のゴシック大聖堂を中心に、運河沿いの美しい街並みが広がる小さな町です。
アミアン大聖堂の夜のプロジェクションマッピング「Chroma」を見るために1泊の小旅行に行きました。
朝から夕方までは街歩き、夜は光のショーという、女性一人でも安心で満足度の高い旅でした。
この記事では、アミアンの必見スポットとアミアン大聖堂の夜のプロジェクションマッピングを体験した訪問記をシェアします。女性一人旅でも安全に観光できましたので、アミアン観光の参考になれば嬉しいです。
アクセス：パリからアミアンへの行き方
- 出発駅：パリ北駅（Gare du Nord）
- 列車：TERまたはIntercités（直通）
- 所要時間：約1時間30分
- 運賃：片道 約20〜30€
アミアン駅から中心部までは徒歩約10分。
街はコンパクトで、主要観光スポットはすべて徒歩圏内にあります。アミアン駅を出ると、すぐに旧市街のかわいい通りが続きます。
アミアン観光の必見スポット
世界遺産「アミアン大聖堂」
まず訪れたいのは、アミアンのシンボルノートルダム大聖堂（Cathédrale Notre-Dame d’Amiens）。
13世紀に建てられたフランス最大のゴシック建築で、圧倒的なスケールと繊細な彫刻に感動します。
ステンドグラスの光が差し込む静かな空間で、時間を忘れるほど。
内部では、身廊の高さや聖堂の奥にある美しい「天使の微笑み」の像も見逃せません。
ジュール・ヴェルヌの家（Maison de Jules Verne）
大聖堂から徒歩15分。
『海底二万里』や『八十日間世界一周』で知られる作家ジュール・ヴェルヌが暮らした家が博物館として公開されています。
彼の書斎や当時の家具、模型船が展示されていて、文学好きにはたまらないスポット。
サン＝ルー地区（Quartier Saint-Leu）の街歩き
午後はアミアンでもっとも絵になるエリア、サン＝ルー地区へ。
カラフルな家並みが運河沿いに並び、カフェや雑貨店が立ち並びます。
運河クルーズ（Balade en barque）に乗ると、緑豊かな「オルティヨナージュ（Les Hortillonnages）」と呼ばれる浮かぶ菜園も楽しめます。
運河沿いのテラスでカフェ休憩するのもおすすめ。一人でも落ち着けるカフェが多く、女性の一人旅にぴったりです。
ピカルディー博物館（Musée de Picardie）
芸術好きならぜひ訪れたいのが、ピカルディー博物館。
ルーヴルを小さくしたような立派な建物に、古代から19世紀の美術品が並びます。
特にナポレオン時代の絵画コレクションは見ごたえがあります。
夜の感動体験：「Chroma」プロジェクションマッピング
日が沈むと、大聖堂の前に人々が集まり始めます。
夜9時半頃（夏季）から始まる光のショー「Chroma」は、中世に彩色されていた当時の大聖堂の姿を、最新技術で再現した幻想的なプロジェクションマッピング。
音楽と映像が調和し、彫刻が鮮やかに浮かび上がる光景はまさに息をのむ美しさ。
観覧は無料で、地元の人々が広場に座ってゆっくり鑑賞しており、一人でも安心して楽しめました。
宿泊：女性一人でも安全で快適なホテル選び
宿泊したのは、Hotel Victor Hugo（ホテル・ヴィクトル・ユーゴー）。
アミアン駅から徒歩約10分、大聖堂にも徒歩圏内という便利な立地。
夜のプロジェクションマッピングが目的だったので大聖堂から近いホテルを選びました。
クラシックで落ち着いたインテリアが印象的で、フロントのスタッフもとても親切でした。
女性一人旅でも安心して滞在できる静かなホテルです。
翌朝は、ホテル近くのカフェでクロワッサンとカフェ・クレームを楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごしました。
アミアンへの女性一人旅のポイント
- 駅・大聖堂・ホテルが徒歩圏内で安心
- 夜も人通りがあり、中心部は安全
- アミアン大聖堂の夜のプロジェクトマッピングを観るなら、大聖堂近くのホテルが安全
- 一人でも入りやすいカフェやビストロが多い
観光情報（2025年時点）
- アクセス：パリ北駅（Gare du Nord）→ アミアン駅（TER 約1時間30分）
- プロジェクションマッピング開催時期：例年6月〜9月（夜間・無料）
- 公式観光サイト：https://www.amiens-tourisme.com
旅のまとめ：一人で訪れても心が満たされる街
アミアンは、華やかさよりも静けさと美しさで心を打つ街。
昼は歴史と芸術、夜は幻想的な光に包まれ、女性一人でも安心して「癒しの時間」を過ごせる場所です。
アミアンに行く際には、ホテルを１泊予約して大聖堂のプロジェクトマッピング鑑賞がおすすめです。
