この記事ではパリ・ミュージアム・パスの購入方法や使い方のポイントをシェアします。
パリを10回以上訪れていて、フランス史を専攻・美術館巡りが趣味の私が、パリ・ミュージアム・パスのメリットや使い方のポイントをお伝えします。
パリ・ミュージアム・パスは、パリが初めての方にもリピーターの方にもおすすめのパスで、上手に使えば利用価値大です。
この記事はこんな方に向けて書いています。
- パリ旅行が初めてで効率良く美術館を回りたい
- パリに既に行ったことがあるが、美術館巡りにまた行きたい方
- パリでアートに触れて、有意義な時間を過ごしたい方
パリ・ミュージアム・パスとは?
「パリ・ミュージアム・パス(Paris Museum Pass)」は、パリおよびパリ近郊の50以上の美術館・博物館・歴史的建造物に入場できるパスポート。
一度購入すれば、対象施設でチケットをその都度買う必要がなく、並ばずに優先入場できるのが大きなメリットです。
料金と有効期間
2025年現在の料金目安は以下の通りです(ユーロ換算・公式サイト参照)。
2日券:約65ユーロ
4日券:約85ユーロ
6日券:約95ユーロ
※期間は「連続日数」でカウントされるので、スケジュールに合わせて選ぶのがコツです!
購入方法
オンラインで購入
公式サイトや認定販売サイトからクレジットカードで購入可能。モバイルパス(QRコード)を選べば、印刷不要でスマホ提示だけで入場できます。
旅行前に日本から購入しておくと安心です。
パリ市内の販売場所
主要空港(シャルル・ド・ゴール空港、オルリー空港)の観光案内所
パリ市内の観光案内所(ルーヴル近くのティケリー・ルーヴルなど)
一部の大手百貨店や書店
パス受け取りのポイント
紙パスを選ぶ場合は受け取り場所の営業時間を事前に確認しておくと安心です。
週末は混雑することもあるので、空港で入手しておくとそのまま観光に直行できます。
注意点と使い方のポイント
事前にオンライン購入しておくのが安心です。QRコード式のモバイルパスも便利で利用価値大。
ヴェルサイユ宮殿はパス対象でも時間予約が必要なのでご注意。
ルーヴルも日時指定が推奨されています。
大人女性におすすめの理由
待ち時間を減らしてストレスフリー
長い行列に並ぶのは体力も時間も消耗します。パスならスムーズに入場でき、余裕をもってカフェや買い物の時間を確保できます。
コストパフォーマンス抜群
例えば2日間でルーヴル(22€)、オルセー(16€)、凱旋門(13€)、サント・シャペル(13€)に入れば、合計64€。いくつか回れば、元が取れる計算です。
1日に複数の美術館をめぐっても疲れにくい
「少しだけ鑑賞して、気分を変えて別の場所へ」という使い方ができるので、自分のペースでゆったりと芸術を楽しめます。
アートと日常を組み合わせられる
美術館鑑賞の合間に、老舗サロンでのティータイムや、ギャラリーショップでのお土産探しを気軽にプラスできるのも魅力。
優雅にアートを楽しむパリ時間の過ごし方
パリを何度も訪れている美術好きの私のパリ・ミュージアム・パスの使い方をシェアします。
先日のパリ滞在は1週間。私が買ったのは2日券です。
パスを使う2日間は、美術館巡りに充てます。それ以外の日は、パリ在住の友人とランチをしたり、無料の美術館や博物館、マルシェを中心に回ります。
1日目は朝からルーヴルで名画を鑑賞。モナリザやミロのヴィーナスに再会。歩き回って足が疲れたので、一度アパルトマンに戻ってお部屋で簡単なランチ。
午後はジャックマールアンドレー美術館へ。貴族の邸宅でイタリア絵画を堪能。美術鑑賞後は、美術館に併設されたカフェでティータイム。オペラ座界隈でショッピングしつつ、夜は凱旋門の展望台からシャンゼリゼ大通りの夜景を眺めました。
2日目はサント・シャペルでステンドグラスに反射する光の美しさを鑑賞。その後はパリ左岸へ移動。オルセー美術館で印象派を鑑賞。カフェでコーヒーをテイクアウトして、リュクサンブール公園のベンチで休憩。夕方はクリュニー中世美術館で貴婦人のタペストリーをゆっくり鑑賞しました。
「美術館+カフェ+ショッピング」の組み合わせで、アートも日常も楽しむ大人の旅を満喫しました。

モデルコース(大人女性向けの2日間プラン)
パス利用1日目
午前:ルーヴル美術館(モナ・リザ&ハムラビ法典)
午後:ジャックマール・アンドレー美術館(貴族の邸宅で絵画を堪能)
夕方:凱旋門展望台で夕暮れ
パス利用2日目
午前:サント・シャペル(ステンドグラス)
昼〜午後:オルセー美術館(印象派)
夕方:クリュニー中世美術館(貴婦人のタペストリー)
まとめ
パリ・ミュージアム・パスは、効率的に観光スポットをめぐりたい方はもちろん、芸術もグルメもショッピングも楽しみたい大人女性にぴったり。
「美術館巡り」だけでなく、パスを使って効率的に美術館を回ることで、合間合間にカフェやショッピングを楽しんだりと優雅に過ごすパリ時間を演出してくれる鍵になります。
