2024年の「ヨーロッパ文化遺産の日」に巡ったパリの観光スポット

こんにちは。

フランスの歴史や文化遺産が好きな私にとって、ヨーロッパ文化遺産の日は毎年楽しみにしている大好きなイベントの一つです。

2024年は久しぶりにヨーロッパ文化遺産の日にパリに滞在していました。

今回はその時に巡った場所をシェアします。

目次

ヨーロッパ文化遺産の日とは

ヨーロッパ文化遺産の日は、フランスだけでなくヨーロッパ中で、普段は非公開の場所が公開されたり、通常は有料の施設に無料で入場することができる日です。毎年9月の第三週末にこのイベントが開かれています。

ヨーロッパ文化遺産の日の予約方法

公式サイトから施設やイベントの情報を確認することができ、入場予約も事前にすることができます。

事前予約をしておけば、待ち時間が少なく、時間通りに入れます。行きたい場所がある場合は、できる限り事前予約をしておくのがおすすめです。

“Journées européennes du patrimoine” と検索すると公式サイトが出てくると思います。

こちらの公式サイトですが、はっきり言ってしまうと、とても見にくいです。

予約開始日も詳しく書かれていなかったり、予約開始時間を過ぎてもなかなか予約ができない・・・と困っていたら、いきなり予約ができるようになっていたりと、カオスな感じです。

超人気の場所は、一瞬で予約が埋まります。どうしても行きたい場所がある人は、頑張ってチャレンジしてみてください!

ヨーロッパ文化遺産の日に巡った観光スポット【2024年 1日目】

パリ市庁舎

まず、最初に訪れたのが、パリ市庁舎です。

事前に予約しましたので、スムーズに館内に入ることができました。パリ市庁舎の予約は、数日前に予約したのですが、まだ予約枠に余裕があり、予約が取りやすい印象を受けました。

館内は自由に見学できるようになっています。

大広間では、パリ市庁舎の歴史やパリ市の予算の使い道(建物や噴水の修復に実際にいくら使われたのかなど・・・)パネルが設置されていて、わかりやすく説明書きがされていました。

パリ市議会や市長の部屋も見学できます。

海軍の方も参加されていて、潜水艦の模型の説明もしてもらったり、一緒に記念撮影もしてもらいました!

海軍の制服、かっこよかったです!

最後はパリ市庁舎の図書館の見学です。こちらはパリ市在住の方は登録すれば、いつでも図書館が使えるとのこと。素敵な空間で本を読んだり、勉強したり、夢があります。

騎馬隊によるパレ・ロワイヤル設立400年記念パレード

2024年はパレ・ロワイヤル設立から400年だそうです。

その記念パレードがパレ・ロワイヤルの広場で行われました。

私は馬が好きなので、パレードを見ることができて大満足でした!

騎馬隊のパレード、足並みが揃っていて、かっこよすぎます。

こちらでもパレードの最後に一緒に写真撮影をしてもらいました。

ヨーロッパ文化遺産の日に巡った観光スポット【2024年 2日目】

ルーヴル美術館ツアー

ルーヴル美術館の学芸員の方によるツアーに参加しました。こちらは、事前予約が必須です。

本当はルーヴル美術館の裏側を見学するツアーに参加したかったのですが、一瞬で予約が埋まってしまう人気コースのため、また次の機会にリベンジしたいと思います。

私が参加したのは、ルーヴル美術館の建物を説明してくれるガイドツアーです。

20人くらいの少人数のグループで、学芸員の方が1時間くらいルーヴル美術館の建物について説明してくれました。

とても詳しく説明してくれますし、アットホームな雰囲気なので、色々質問もできちゃいます。

フランス語がわかる方はぜひ参加してみてください。とても興味深いツアーでした。

コメディ・フランセーズ

「コメディ・フランセーズ」は、ルイ14世の勅令により、1680年に設立され、現在も活動を続ける世界最古の劇団の一つです。

こちらは予約なしでもスムーズに入ることができました。

こちらでは自由に豪華な広間や客席を見学することができます。広間では歌のイベントが催されていました。

残念ながら時間帯が合わなかったのですが、ガイドツアーも開催されているようです。

ブルス・ドゥ・コメルス

元証券取引所だった建物を、建築家 安藤忠雄氏が改装を手がけた話題の観光スポットです。

2021年に、現代アート美術館としてオープンしました。

フランソワ・ピノー氏は世界有数の現代アート収集家として有名なフランスの実業家です。

「ブルス・ドゥ・コメルス」は元々は証券取引所として使われていた建物で、フランスの歴史建造物に指定されています。歴史的建造物で現代アートが楽しめる場所となっています。

こちらは、通常一般公開されていますが、この日は無料で入ることができました。事前予約も比較的枠に余裕があり、予約が取りやすい観光スポットだと思います。

15分ごとにいくつかのテーマに沿ったガイドツアーが開催されていました。

私は証券取引所の歴史を紐解くツアーに参加しました。

30分くらいのツアーですが、元々はどんな場所だったのか、天井の絵には何が書かれているのかなど、詳しく説明してもらえて、とても勉強になりました。

ヨーロッパ文化遺産の日のまとめ

2024年のヨーロッパ文化遺産の日は、普段は入れない官公庁の施設から騎馬隊のパレードまで、とても楽しいイベントを過ごすことができました。

ヨーロッパ文化遺産の日にヨーロッパを訪れる方は、ぜひ事前に情報を調べてみてください。

ヨーロッパ文化遺産の日におすすめしたい観光スポットも別の記事で紹介しています。

ヨーロッパ文化遺産の日に、パリを訪れる方の参考になりましたら嬉しいです。

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この記事を書いた人

30代のトリリンガル。フランスの国立大学の歴史学部に在学中。翻訳者と日本語講師もしています。当ブログでは、フランスの旅行・歴史・語学に関する情報を配信しています。海外一人旅歴18年。これまでに30カ国・100都市以上を巡る。フランスは60以上の街や村を訪問。

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