【個人旅行で憧れの南仏へ】南フランスでの旅の完全ガイド、7日間モデルルート付き

南フランスは、紺碧の地中海リゾートから歴史あるプロヴァンスの町並みまで、魅力がぎゅっと詰まった憧れの観光地ですよね。

でも実際に旅行に行くには、「見どころが多すぎて、どこを回ればいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、初めての南仏旅行でも安心して楽しめる「7日間の王道モデルルート」 をご紹介します。

またおすすめの移動方法やホテルの選び方もシェアします。

語学留学でニースに滞在した経験や何度も南フランスを個人旅行した経験から、おすすめの回り方をシェアします。

ニースやモナコの華やかな海岸リゾートから、アヴィニョンやアルルの歴史、そしてマルセイユの港町まで、南仏の代表的なスポットをバランスよく巡るプランです。

このモデルコースを参考にすれば、効率よく移動しながら、「王道の南仏!」という景色と体験 をしっかり味わえます。

ぜひ南フランスへの旅行計画に役立ててみてください。

目次

南フランス7日間モデルルート概要

モデルルートのポイント

初めての旅行でも安心の王道観光地を網羅

都市ごとに、見どころをコンパクトに効率よく巡れます。

海岸リゾート・歴史都市・自然景観をバランスよく体験

7日間日程表

Day1 ニース到着・旧市街散策 (ニース泊)

Day2 エズ村・ロザリオ礼拝堂・モナコ観光(ニース泊)

Day3 アンティーブ・カンヌ・グラース(ニース泊)

Day4 アヴィニョン旧市街観光(アヴィニョン泊)

Day5 アルル・ポン・デュ・ガール・ユゼス(アヴィニョン泊)

Day6 エクス=アン=プロヴァンス・マルセイユ泊

Day7 マルセイユ観光・帰国(マルセイユ空港利用)

南フランス7日間モデルルートの詳細

Day1 ニース到着・旧市街散策

午前〜午後:ニース・コートダジュール空港到着

市内へはトラムやバスで約30分。

ホテルチェックイン後に、ニースの街を散策

おすすめの観光スポット

  • プロムナード・デ・ザングレ(海岸通り)
  • 旧市街(サレヤ広場の市場、カラフルな街並み)
  • 城跡公園(ニースの街を一望できる展望スポット)

宿泊:ニース泊

Day2 エズ村・ロザリオ礼拝堂・モナコ

午前:鷲の巣村「エズ」

路線バスでエズへ。

細い石畳の路地と高台からの絶景が魅力。 エズ庭園からは地中海のパノラマが広がります。

昼頃:ヴァンスの「ロザリオ礼拝堂」

エズから路線バスへ乗って次の観光スポットへ。

アンリ・マティスが手掛けた明るい空間。芸術好きにおすすめ。

午後:モナコ観光

モナコ旧市街(大公宮殿、モナコ大聖堂)

カジノ・ド・モンテカルロ周辺の華やかな街並み

モナコからは電車か路線バスでニースに戻ります。

宿泊:ニース泊

移動のポイント

エズなど小さい村を訪問する際には、路線バスを利用しましょう。本数が少ないので時間の確認は事前にしっかりと。

モナコ―ニース間は、路線バスもしくは電車で移動できます。電車の方が早くてスムーズなのでおすすめです。

効率よく回りたいならば、ツアーに参加するのもおすすめです。

Day3 アンティーブ・カンヌ・グラース

午前:アンティーブ

ピカソ美術館、マリーナ「ヴォーバン港」

昼頃:カンヌ

映画祭で有名な「パレ・デ・フェスティバル」 クロワゼット通りの高級リゾート散策

午後:グラース

世界的に有名な香水の都、グラースへ

自分だけのオリジナル香水作りに挑戦

宿泊:ニース

Day4 アヴィニョン

ニースからアヴィニョンへ移動

城壁に囲まれたアヴィニョン旧市街を散策

アヴィニョン法王庁宮殿(世界遺産)

サン・ベネゼ橋(アヴィニョン橋)

宿泊:アヴィニョン

Day5 アルル・ポン・デュ・ガール・ユゼス

午前:アルル

円形闘技場(ローマ遺跡)

サン・トロフィーム教会(世界遺産)

ゴッホゆかりの場所を散策

午後:ポン・デュ・ガール

世界遺産のローマ水道橋

夕方:ユゼス(Uzès)

美しい旧市街と石畳の広場 土曜マルシェが有名

宿泊:アヴィニョン泊

Day6 エクス=アン=プロヴァンス

クール・ミラボー(プラタナス並木の大通り)

サン・ソヴール大聖堂 セザンヌのアトリエ

市場や噴水めぐりも魅力

夕方にマルセイユへ移動(電車で約30分〜1時間)

宿泊:マルセイユ

Day7 マルセイユ観光・帰国

旧港(ヴィユー・ポール)散策

ノートルダム・ド・ラ・ギャルド寺院からの展望

昼頃にマルセイユ・プロヴァンス空港へ移動

フライトで帰国

モデルルートの特徴

前半はニースを拠点にコート・ダジュールを網羅 、中盤はアヴィニョンを拠点に歴史都市と世界遺産を訪問 、最後はエクス=アン=プロヴァンス&マルセイユとバランスよく南フランスを回れます。

都市間の移動が ニース → アヴィニョン(TGV約3時間) → マルセイユ(電車約1時間) と効率的

帰国時の空港アクセスがスムーズ(マルセイユ空港利用)

南フランス旅行の移動方法

南フランスは観光地が点在しているため、移動手段の選び方が旅行の快適さを左右 します。

ここでは電車・車・バスの特徴をまとめました。

電車(SNCF・TGV)

メリット

ニース〜マルセイユ〜アヴィニョンなど主要都市間は高速列車(TGV)で快適移動。

渋滞の心配がない。

デメリット

小さな村や自然エリア(エズなど)へはアクセス不可。

初心者おすすめ度:★★★☆☆

都市間移動には便利。ただし村巡りには不向き。

車(レンタカー)

メリット

エズ、ユゼスなど「行きにくい小さな村」まで自由にアクセス可能。

時間を気にせず、自由に寄り道できる。

デメリット

右側通行・マニュアル車が多く運転に慣れが必要。

都市部の駐車場が少なく料金も高め。

初心者おすすめ度:★★★★☆

少し運転に自信があれば、南仏の魅力を最も満喫できる手段。

バス(ローカルバス)

メリット

ニース〜エズ、アヴィニョン〜ポン・デュ・ガールなど一部路線は格安で利用可。

景色を眺めながら移動できる。

デメリット

本数が少なく、時刻表に縛られる。

英語案内が少ないことも。

初心者おすすめ度:★★☆☆☆

ピンポイント利用は◎。メイン移動には不便。

おすすめの組み合わせ

都市間移動(ニース〜マルセイユ〜アヴィニョン) → 電車(TGV)

小さな村・自然観光(エズ・ユゼスなど) → レンタカー or 現地ツアー

短距離(ニース周辺のエズ・モナコなど) → バス

初めての方には、都市間は電車+1〜2日だけレンタカー という組み合わせが安心でおすすめです。

南フランス旅行のおすすめ宿泊エリア

7日間モデルルートを快適に回るためには、どの町を拠点に泊まるか がとても重要です。

ここではおすすめの宿泊エリアを紹介します。

ニース(Day1〜3の拠点)

おすすめ理由

コート・ダジュール観光の拠点として最適。

空港から市内アクセスが良く、旧市街・ビーチ・ショッピングも徒歩圏内。

宿泊エリアのポイント

旧市街(ヴィユ・ニース):市場やレストランが多く滞在に便利。

プロムナード・デ・ザングレ沿い:海沿いホテルでリゾート気分。

おすすめのホテルタイプ:中級〜リゾートホテルが充実。

アヴィニョン(Day4〜5の拠点)

おすすめ理由

世界遺産の旧市街を楽しみながら、アルル・ユゼス・リュベロン観光の拠点に便利。

TGV駅があり、マルセイユやパリへの移動もスムーズ。

宿泊エリアのポイント

旧市街(城壁内):歴史的建物を利用したホテルが多く雰囲気抜群。

TGV駅周辺:利便性重視ならこちら。

おすすめのホテルタイプ:プチホテル〜中級ホテルが中心。

マルセイユ(Day6の拠点)

おすすめ理由

プロヴァンス南部の大都市で交通拠点。

旧港(ヴィユー・ポール)周辺は観光・食事・宿泊が集中して便利。

宿泊エリアのポイント

旧港エリア:観光・夜の散策に安心。

サン・シャルル駅周辺:鉄道利用に便利だが夜はやや雑多。

おすすめのホテルタイプ:大手チェーンホテルが多く安心。

宿泊のポイントまとめ

前半(Day1〜3)

ニースを拠点にコート・ダジュール観光

中盤(Day4〜5)

アヴィニョン泊でプロヴァンス地方を満喫

後半(Day6)

マルセイユ泊で港町の雰囲気を体験

まとめ

短期間でも効率より回れば、南仏の魅力をバランスよく満喫することができます。ぜひ参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

30代のトリリンガル。フランスの国立大学の歴史学部に在学中。翻訳者と日本語講師もしています。当ブログでは、フランスの旅行・歴史・語学に関する情報を配信しています。海外一人旅歴18年。これまでに30カ国・100都市以上を巡る。フランスは60以上の街や村を訪問。

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