パリの美術館・博物館で疲れない回り方

パリを旅すると、「せっかくだから、たくさん美術館を回りたい」そんな気持ちになります。

ルーヴル美術館、オルセー美術館、オランジュリー美術館などはもちろん、少し足を伸ばせば、小さくて魅力的な美術館もたくさんあります。

実際に何度も訪れて感じているのは、詰め込みすぎると、何も印象に残らないということでした。

この記事では、パリの美術館を「疲れず、心地よく楽しむ」ための、私なりの回り方をご紹介します。

目次

パリでは「1日1館」がちょうどいい

パリの美術館は、建物も展示も見どころがたくさんあります。

移動時間や入場待ち、展示室の広さを考えると、1日に複数の美術館を回るのは、思っている以上に体力を使います。

私のおすすめは、1日1館だけ回るという方法です。

スケジュールに余裕を持つことで、美術館のあとにカフェで休んだり、街を歩く余裕が生まれ、旅全体がぐっと楽になります。

午前か午後、どちらかに絞る

美術館に行く時間帯も大切です。

  • 朝一番の静かな空気
  • 午後のやわらかい光

どちらもそれぞれの良さがあります。

午前中に訪れたら、午後は街歩きへ。

午後に行くなら、その前はゆっくり過ごす。

美術館を一日の中心にしすぎないとそれだけで疲れにくくなります。

見たい作品を、事前に3点だけ決める

美術館に入ってから「さて、何を見よう」と考えると、それだけで焦ってしまいます。

事前に

  • 有名な作品を1点
  • 気になる作品を2点

このくらいで十分です。

それ以外は、偶然の出会いに任せる。

計画しすぎない方が、心に残る瞬間が生まれやすくなります。

休憩する前提で、回り方を考える

パリの美術館には、ベンチや休憩スペースが多くあります。

「疲れたら座る」のではなく、「途中で座る」前提で回るのがおすすめです。

併設カフェがあれば、無理せず利用するのも一つの方法。

大きな美術館であれば、一度外に出て、空気を吸うだけでも、頭がすっと切り替わります。

混雑に疲れたら、小さな美術館へ

パリの魅力は、大きな美術館だけではありません。

規模は小さくても、静かで個性的な美術館がたくさんあります。

人の多さに疲れたときは、あえて小さな美術館を選ぶ。個性的な美術館で思いもしなかった作品に出会えることもあります。

おわりに

パリの美術館は、一度で見尽くす必要はありません。また来ればいい。次の旅の楽しみに取っておけばいい。そう思えると、目の前の時間を、ゆっくり味わえるようになります。

次の記事では、美術館と街歩きを組み合わせることで、パリ旅行が充実する理由について書いています。

美術館を出たあとの時間も、ぜひ大切にしてみてください。

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この記事を書いた人

日本を拠点に、ときどきフランスへ。仏大学で西洋史を専攻し、『大人の学び』を続けています。フランス政府公認ガイドを目指しながら、旅と美術、歴史を通してフランスの物語を綴っています。フランス各地で出会った美しい風景と記憶をお届けします。

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