【アミアン大聖堂】中世からの歴史・建築・光の美しさを巡る

パリからTGVで1時間半ほど。アミアンの街に降り立つと、街の中心にそびえる大聖堂が目に飛び込みます。

近づくほどに荘厳な姿が迫り、思わず立ち止まってしまう、そんな印象です。

これが世界最大級のゴシック建築、アミアン大聖堂です。

今回は、ゴシック建築の代表ともいえるアミアン大聖堂の見どころをシェアしたいと思います。

目次

歴史を感じる空間

建設は1220年に始まり、約70年かけて完成しました。700年以上前の職人たちが残した彫刻や装飾には、時を超えて語りかけてくるような力があります。

1981年には世界遺産にも登録され、その歴史的価値は世界中で認められています。

ゴシック建築・アミアン大聖堂の見どころ

ゴシック建築の魅力は「高く、光がたっぷり入り、細かい装飾が美しい」こと。アミアン大聖堂は典型的なゴシック建築の特徴があります。

  • 天井が高く、光が差し込む広々とした空間
  • 色鮮やかなステンドグラスには聖書の物語や聖人が描かれている
  • 壁を外から支える工夫によって、窓が大きく取れる構造

実際に中に入ると、ステンドグラスの柔らかい光に包まれ、まるで中世に迷い込んだかのような気分になります。目の前の彫刻やステンドグラスの物語をひとつずつ解釈しながら歩きたくなる空間です。

夜に浮かぶ中世の彩色

日没後は、季節限定のプロジェクションマッピングがおすすめです。大聖堂の壁に光が映し出され、中世に彩られていた色合いが現代に蘇ります。昼間とは違う幻想的な表情に、思わず息をのんでしまいます。特に薄暮の時間帯は、光と影のコントラストが美しく、彫刻や壁の細かい装飾までしっかり楽しめます。

アミアン大聖堂の見どころまとめ

アミアン大聖堂は、歴史・建築・光の三重の魅力に満ちた特別な場所です。

昼間はステンドグラスや彫刻の美しさを、夜は中世の彩色を再現した光の演出を楽しめます。

訪れる際は、ぜひ日中と夜の両方の時間帯を体験して、忘れられない感動を味わってください。

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この記事を書いた人

日本在住の30代。フランス語の通訳・翻訳・日本語講師。フランスの国立大学の歴史学部に在学中。当ブログでは、フランスの旅行・歴史・語学に関する情報を配信しています。海外一人旅歴19年。これまでに30カ国・100都市以上を巡る。フランスは60以上の街や村を訪問。

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