伊勢・鳥羽を車なしで巡る2泊3日モデルコース|伊勢神宮・おかげ横丁・夫婦岩をゆったり楽しむ

伊勢神宮へお参りしたい。

おかげ横丁を歩いてみたい。

鳥羽にも泊まって、夫婦岩まで行ってみたい。

でも、車を運転しない場合、伊勢と鳥羽をどうやって回ればいいの?

そんな方におすすめしたいのが、公共交通機関を使った伊勢・鳥羽旅行です。

伊勢・鳥羽周辺は、車がないと観光しにくいイメージがあるかもしれません。

けれど、伊勢神宮内宮と鳥羽を結ぶ伊勢二見鳥羽周遊バス「CANばす」などを上手に利用すれば、車なしでも伊勢神宮やおかげ横丁、二見浦の夫婦岩などを巡ることができます。

鳥羽バスセンターからCANばすで内宮まで約40分、夫婦岩方面へもCANばすでアクセスできます。

今回は、実際に私が3泊4日で伊勢・鳥羽を訪れた旅をもとに、観光をもう少ししっかり楽しみたい方へ2泊3日のモデルコースとしてご紹介します。

今回の旅のテーマは、

「観光地を詰め込むのではなく、伊勢神宮を訪れ、鳥羽に泊まり、食事やホテルで過ごす時間も楽しむ旅」

です。

伊勢神宮、おかげ横丁、手こね寿司、赤福、二見浦の夫婦岩。

そして鳥羽のホテル。

車なしでも、意外とゆったり楽しめる伊勢・鳥羽の旅です。

目次

伊勢・鳥羽は車なしでも観光できる?

結論から言うと、車なしでも十分楽しめます。

今回の旅でも、観光で利用したのはCANばすでした。

鳥羽バスセンターから内宮方面へ向かい、伊勢神宮を訪れたあと、おかげ横丁を散策。

その後、CANばすで二見浦方面へ向かい、夫婦岩を見てから鳥羽バスセンターへ戻りました。

車を使わないことで、景色を眺めながら移動できるのも、バス旅のよいところです。

ただし、ひとつ大切な注意点があります。

CANばすは便利だけれど、時間には余裕を持って

CANばすは伊勢・二見・鳥羽の主要観光地を結ぶ便利なバスですが、運行本数が少ないのがネック。

「次のバスがすぐ来る」と思って予定を組んでしまうと、現地で待ち時間が長くなってしまうことも。

そのため、車なしで伊勢・鳥羽を観光する場合は、

観光地の営業時間だけでなく、次に乗るバスや帰りのバスの時刻も先に確認しておく

ことが大切です。

特に、

  • 鳥羽 → 内宮
  • 内宮 → 二見浦
  • 二見浦 → 鳥羽

と複数区間をバスで移動する場合は、その日の時刻表を見てから予定を組むのがおすすめです。

CANばすのルートは、伊勢市・宇治山田から内宮、二見浦、夫婦岩、鳥羽方面までつながっています。

※運行時刻や本数は季節・曜日などによって変更される場合があります。旅行前には最新の時刻表をご確認ください。

今回の旅は実際には3泊4日

今回、私が実際に伊勢・鳥羽を訪れたのは3泊4日でした。

ただ、3日目は観光を詰め込まず、ホテルでゆっくり過ごす時間に。

今回の旅程を大まかにすると、

1日目

東京
↓
名古屋経由
↓
鳥羽
↓
ホテル泊

2日目

ホテルで朝食
↓
11:30頃ホテル出発
↓
鳥羽バスセンター
↓
CANばす
↓
伊勢神宮・内宮散策
↓
おかげ横丁
↓
手こね寿司
↓
赤福本店
↓
CANばす
↓
二見浦・夫婦岩
↓
CANばす
↓
鳥羽バスセンター
↓
18:00頃ホテルへ

3日目

ホテルステイを楽しむ

ホテル内でランチ・ラウンジ・温泉・ディナー

4日目

ホテルで朝食・出発までゆっくり
↓
帰路

という、かなりゆったりした旅でした。

この記事では、この実体験をもとに、2泊3日で観光をしっかり楽しみたい場合のアレンジも後半でご紹介します。

1日目|東京から名古屋経由で鳥羽へ

東京から鳥羽へ

今回の旅のスタートは東京。

名古屋を経由して鳥羽へ向かいました。

東京から名古屋間は新幹線。

名古屋から鳥羽までは快速みえに乗って移動。

快速みえの車内

伊勢・鳥羽は東京から少し距離があるので、初日に無理して観光を詰め込むより、移動の日と割り切るのもおすすめです。

今回も、1日目は鳥羽まで移動してホテルへ。

そして、そのままホテルで過ごしました。

伊勢神宮をはじめとする観光地は翌日にまとめることで、到着した日はゆったり。

遠方から旅行するときには、このくらい余白のある旅程も心地よいものです。

2日目|鳥羽から伊勢神宮・おかげ横丁へ

今回の旅で、観光をまとめて楽しんだのが2日目です。

朝はホテルでゆっくり朝食。

そして、11時30分頃にホテルを出発しました。

朝早くから行動する旅ではありません。

この「ゆっくりスタート」が、今回の旅の大きな特徴です。

鳥羽バスセンターからCANばすで内宮へ

まずは鳥羽バスセンターへ向かいます。

鳥羽駅から鳥羽バスセンターは徒歩約3分。鳥羽バスセンターからCANばすで内宮前までは約40分です。

この建物の左側が鳥羽バスセンターです。

CANばすは、伊勢・二見・鳥羽をつなぐ周遊バス。

今回のように、

鳥羽 → 内宮 → 二見浦 → 鳥羽

というルートを組めるのが便利です。

車を使わない旅行では、このように観光地を結ぶバスを利用すると、移動がかなり楽になります。

ただし、先ほども書いたように、本数には注意。

「行きのバス」だけでなく、「帰りのバス」まで確認してから観光する

のがおすすめです。

1日きっぷは鳥羽バスセンターで購入することが可能です。

注意点としては、現金のみで窓口の営業時間が短いこと。WEB版のきっぷを事前購入した方が便利だと思いました。

CANばすに乗って出発

伊勢神宮・内宮へ

内宮前に到着したら、いよいよ伊勢神宮へ。

今回の旅では、ここからゆっくり内宮を歩きました。

伊勢神宮を訪れると、単に「有名な神社に来た」というより、森や参道を歩く時間そのものに魅力を感じます。

鳥居をくぐり、宇治橋を渡り、参道を歩く。

周囲の木々や空気を感じながら、少しずつ御正宮へ向かいます。

観光地を効率というよりも、歩く時間も含めて楽しむ。

これも、今回の旅で大切にしたかったところです。

お昼は手こね寿司|久きゅうへ

内宮を訪れたら、伊勢ならではの食事も楽しみたいところ。

ランチは、久きゅうの手こね寿司。

伊勢・鳥羽を訪れるなら、手こね寿司はぜひ食べてみたい郷土料理のひとつ。

特に老舗の久きゅうは、毎回立ち寄る定番です。

カツオを醤油ベースのタレに漬け込み、酢飯と合わせた料理です。

観光の途中で食べるご当地料理は、その土地を旅している実感があります。

「伊勢神宮を見て終わり」ではなく、

参拝+町歩き+食

までセットにすると、旅の記憶もより豊かになります。

おかげ横丁・おはらい町を歩く

伊勢神宮内宮を訪れたら、ぜひ時間を取りたいのがおはらい町とおかげ横丁。

昔ながらの町並みを歩きながら、

  • お土産を見る
  • 食べ歩きをする
  • 地元のお菓子を楽しむ
  • 気になるお店に立ち寄る

など、自由に過ごせます。

歩きながら気になる場所を見つける時間に。

今回の旅でも、内宮参拝と町歩きを合わせて楽しみました。

赤福は「赤福本店」で

伊勢を訪れたら、やっぱり食べたいのが赤福。

今回は、おかげ横丁散策の中で赤福本店へ。

赤福本店は、おはらい町にある歴史ある店舗。

ここで赤福をいただくと、

「伊勢に来たな」

という気持ちになります。

旅先で有名なお菓子を買って帰るのも楽しいですが、その土地で実際に味わうのも旅の楽しみ。

伊勢神宮を訪れるなら、参拝後のお茶の時間として赤福本店に立ち寄るのもおすすめです。

午後は二見浦へ|夫婦岩を見に行く

内宮とおかげ横丁を楽しんだあとは、CANばすで二見浦方面へ。

伊勢神宮から二見浦へ移動し、夫婦岩を見てから鳥羽へ戻るというルート。

夫婦岩は、大小二つの岩が大注連縄で結ばれた、二見浦を代表する景勝地です。

二見興玉神社と夫婦岩

夫婦岩を訪れるなら、岩だけを見るのではなく、二見興玉神社にもお参りするのがおすすめ。

夫婦岩は、夫婦円満や良縁の象徴としても知られています。

夫婦岩東口・伊勢シーパラダイス前のバス停下車が便利です。徒歩約5分で景勝地に気軽に行くことができます。

夫婦岩を見たら鳥羽へ戻る

二見浦で夫婦岩を見たあと、再びCANばすに乗って鳥羽バスセンターへ戻りました。

つまり、

鳥羽バスセンター
↓
内宮
↓
おかげ横丁
↓
二見浦・夫婦岩
↓
鳥羽バスセンター

という一周するようなルートです。

観光後はバスに乗って座って移動できるので、歩き疲れた身体を休めながらホテルへ戻ることができます。

18時頃にはホテルへ

11時30分頃にホテルを出発して、観光を楽しみ、18時頃にはホテルへ戻りました。

約6時間半。

この中に、

  • 鳥羽から内宮への移動
  • 伊勢神宮内宮
  • ランチ
  • おかげ横丁
  • 赤福本店
  • 二見浦への移動
  • 夫婦岩
  • 鳥羽への帰り

が入っています。

もちろん、バスの時刻や現地での滞在時間によって変わりますが、

「朝早く出発して、夜まで観光し続けなければ伊勢・鳥羽は楽しめない」

という旅ではありません。

むしろ、今回のように観光する場所を絞れば、昼前からでも十分楽しめました。

夜はホテル内のレストランで、イタリアンのコースをいただきました。

伊勢海老を堪能

3日目|今回はホテルでゆっくり

実際の旅では、3日目は観光を詰め込まず、ホテルでゆっくり過ごしました。

ここは、今回の旅の中でも個人的に気に入っている部分です。

ホテル内の中華レストランにてランチ
ラウンジでのんびり
ディナーは日本食レストランにて

せっかく遠くまで旅行するなら、観光地だけでなく、宿泊するホテルで過ごす時間も楽しみたい。

ただし、

「せっかく伊勢まで来たので、もう少し観光したい」

という方もいると思います。

そこで、ここからは観光をしっかり楽しみたい場合のアレンジをご紹介します。

観光をもう少し楽しむなら|外宮と猿田彦神社を追加

今回の旅では行かなかったのですが、もう少し観光を楽しみたいなら、伊勢神宮外宮や猿田彦神社を組み込むのがおすすめです。

伊勢神宮外宮

伊勢神宮は外宮→内宮の順で参拝するのが正式なルートです。

外宮には豊受大御神が祀られています。

「お伊勢参り」として伊勢神宮をしっかり楽しみたい方なら、外宮も候補に入れてみてください。

猿田彦神社

もう一つ候補にしたいのが猿田彦神社。

内宮方面と組み合わせやすく、伊勢神宮内宮だけではなく周辺の神社も訪れたい方に向いています。

CANばすのルートにも猿田彦神社前のバス停が含まれています。

観光重視ならこんな2泊3日にも

今回の旅を観光重視にアレンジするなら、

1日目

東京
↓
名古屋経由
↓
鳥羽
↓
ホテル泊

2日目

朝食
↓
鳥羽バスセンター
↓
外宮
↓
猿田彦神社
↓
内宮
↓
おかげ横丁
↓
手こね寿司
↓
赤福本店
↓
二見浦・夫婦岩
↓
鳥羽バスセンター
↓
ホテル

3日目

ホテルで朝食
↓
鳥羽を少し散策
↓
帰路

という形も考えられます。

ただし、この場合はかなり忙しくなる可能性があります。

ゆっくり旅をしたいなら、今回の実体験のように外宮・猿田彦神社を入れず、内宮+おかげ横丁+夫婦岩に絞るのも十分おすすめです。

車なし伊勢・鳥羽旅行で気をつけたいこと

バスの時刻を先に確認する

これが一番大切です。

CANばすは便利ですが、バスの本数が少ないのが難点です。

そのため、

ホテルを出る前に、その日のバスの時刻を確認する。

そして、

「この時間のバスに乗る」

と帰りの便まで決めておくと安心です。

観光地を詰め込みすぎない

車がない旅では、移動時間も旅の一部。

一日に、

伊勢神宮
↓
おかげ横丁
↓
二見浦
↓
鳥羽

と移動するだけでも、十分観光した気分になります。

さらに外宮や別の観光地を加えるなら、余裕を持ったスケジュールにしましょう。

「帰りの交通手段」を必ず確認

二見浦から鳥羽へ戻る場合は、夫婦岩を見終わる時間とバスの時刻をセットで考えるのがおすすめです。

車なし伊勢・鳥羽2泊3日のモデルコースまとめ

今回の旅では、11時30分頃にホテルを出発して、18時頃にホテルへ戻りました。

つまり、約6時間半の観光時間で、内宮・おかげ横丁・赤福本店・二見浦・夫婦岩まで楽しめたことになります。

まとめ|車なしだからこそ、ゆったり楽しむ伊勢・鳥羽

伊勢・鳥羽旅行というと、

「車がないと観光しにくいのでは?」

と思うかもしれません。

でも、今回実際に車なしで訪れてみて感じたのは、

「行きたい場所を絞って、バスの時間に合わせて動けば、十分楽しめる」

ということでした。

今回の旅では、

鳥羽に泊まり、

ホテルで朝食を楽しみ、

11時30分頃からゆっくり出発。

CANばすに乗って内宮へ向かい、

伊勢神宮を参拝。

おかげ横丁を歩き、

手こね寿司を食べ、

赤福本店で赤福をいただき、

その後は二見浦へ。

夫婦岩を眺めてから、またCANばすに乗って鳥羽へ戻りました。

18時頃にはホテルへ。

観光地をできるだけ多く回る旅ではありません。

でも、伊勢神宮を訪れ、伊勢の食を楽しみ、二見浦の景色を見て、鳥羽のホテルでゆっくりする。

それだけでも、十分に印象に残る旅になりました。

もし観光をもっと楽しみたいなら、外宮や猿田彦神社を追加する。

逆に、ホテルで過ごす時間を大切にしたいなら、今回のように観光地を絞る。

そんなふうに、自分の旅のスタイルに合わせて調整できるのが、車なし伊勢・鳥羽旅行のよいところだと思います。

「全部見る」ことを目指さず、自分が訪れたい場所を選んで、ゆったり巡る。

そんな伊勢・鳥羽の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

仏日翻訳・字幕翻訳者。日本を拠点に、ときどきフランスへ。仏大学で西洋史を専攻し、『大人の学び』を続けています。旅と美術、歴史を通してフランスの物語を綴っています。フランス各地で出会った美しい風景と記憶をお届けします。

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