ヨーロッパを旅していると、「国が変わる」という感覚が、いつの間にか薄れていくことがあります。
フランスとスイスも、その代表的な組み合わせです。
地図で見ると別々の国ですが、実際に移動してみると驚くほど近く、自然につながっていることに気づかされます。
この記事では、スイス・チューリッヒとフランス東部を行き来した実体験をもとに、「フランスとスイスは、こんなに近い」と感じられる大人女性のための国境越え旅ルートをご紹介します。
フランスとスイスは、想像以上に“日常的”につながっている
フランスとスイスの国境は、山や湖、地方都市の生活圏の中に自然に溶け込んでいます。
特に行き来しやすいのが、
- フランス東部(アルザス/フランシュ=コンテ)
- スイス北部(チューリッヒ、バーゼル、ジュネーブ周辺)
このエリアでは、鉄道や長距離バスで数時間移動するだけで、国境を越えることができます。
でも実際には、「国境を越える」というより、隣町へ移動する感覚に近いかもしれません。
今回の旅ルート|スイスからフランス、そしてまたスイスへ
今回の移動は、次のような流れでした。
往路
- チューリッヒ (TGV)→ ミュールーズ
- ミュールーズ (TGV)→ ブザンソンTGV駅
- ブザンソンTGV駅(ローカル列車) → ブザンソン市内
復路
ブザンソン → チューリッヒ(FlixBus 直行)
鉄道とバス、両方を使うことで、フランスとスイスの距離感を、より立体的に感じることができました。
鉄道で越える国境|「いつの間にかフランス」
チューリッヒからフランスへは、バーゼルやミュールーズを経由する鉄道路線がとても便利です。
TGVを利用すると、
- 車内は静かで落ち着いている
- 移動時間も「旅の一部」として楽しめる
- 荷物があっても安心
という、大人旅に向いた移動ができます。
車窓の景色が少しずつ変わり、アナウンスの言語がフランス語に変わった頃、「もうフランスなんだ」と気づく——
そんな自然な国境越えでした。
フランス東部で感じる「暮らしのリズム」
今回滞在したのは、フランス東部の地方都市ブザンソン。
観光地として派手ではありませんが、
- 落ち着いた旧市街
- 川に囲まれた街の構造
- 地元の人の生活が見える空気感
が心地よく、長めの滞在に向いた街です。
ここではアパルトマンに滞在し、観光を詰め込まず、「日常に近いフランス」を感じる時間を過ごしました。
スイスの整った都市空間から、フランス地方都市のゆるやかなリズムへ。
国境を越えることで、その違いがよりはっきり見えてきます。
バスで戻る国境越え|「こんなに近かったんだ」
復路は、ブザンソンからチューリッヒまでFlixBusの直行便を利用しました。
鉄道より少し時間はかかりますが、
- 乗り換えなし
- 料金がリーズナブル
- ただ座っているだけで国境を越えられる
という点で、旅の終盤にはとても現実的な選択でした。
高速道路を走るバスの中で、「今フランス」「ここからスイス」という感覚はほとんどありません。
それが逆に、フランスとスイスの距離の近さを実感させてくれました。
他にもある、フランス×スイスの近さを感じるルート
この2国は、他にも行き来しやすい都市がたくさんあります。
- ストラスブール/コルマール ⇄ チューリッヒ
- アヌシー ⇄ ジュネーブ
- リヨン ⇄ ジュネーブ
いずれも、旅程に「もう1都市」足す感覚で組み込める距離感。
フランスだけ、スイスだけに絞らなくても、旅の幅は自然と広がります。
国境を越えると、旅の視野が少し広がる
フランスとスイスを行き来して感じたのは、
- 都市のテンポの違い
- 暮らし方の違い
- 言葉や文化の違い
そして同時に、ヨーロッパという一つの生活圏の存在でした。
たくさん観光地を巡らなくても、国境をひとつ越えるだけで、旅はぐっと豊かになります。
まとめ|「こんなに近い」を体感する旅へ
フランスとスイスは、地理的にも、感覚的にも、とても近い国同士です。
鉄道で、バスで、無理のない移動を選ぶことで、国境越えは特別なイベントではなく、旅の自然な流れになります。
次のヨーロッパ旅では、ぜひフランスとスイスをセットで楽しむルートを検討してみてください。
きっと、「思っていたより、ずっと近かった」と感じられるはずです。
